その後

保坂さんは東日本大震災福島第一原発事故の直後の2011年4月の世田谷区長選に出馬して当選し、現在は世田谷区長になられている。
国会議員であった頃、この国の公共事業の問題を熱心に追及していた人だけに、筆者も保坂さんの区長としての手腕に大いに期待した一人だが、その期待は、ほぼ完全に裏切られたとしか言えないような状況だ。*1
ここに取り上げた八ツ場ダムの問題自体が、民主党の内部崩壊によって、すでに議論の対象にさえならなくなってしまった(だけで問題は現在でもまったくなくなってなどいない)というのも嘆かわしいことだが、多言は避けておきたい。